車中携帯と車中読書

2009年11月 2日

電車の中で携帯でメールを打っている姿を見るようになって、もうかなりになる。
すっかり見慣れたシーンである。ところが、最近、といっても今年の夏以降、
電車の中で目に付くようになったものがある。どうも、本を読んでいる人の数が増えてきて、
携帯メールを売っている人の数が少し減ってきたのではないか、という気がする。
もっとも、乗る路線の違いかもしれないが、、、

今朝も千代田線の中を見ていたら、向かい側の7人掛けのところで二人が携帯メールを、二人が文庫本を、一人が雑誌を読んでおり、残りの二人は居眠り。
引き続き乗った丸の内線では、同じく向かい側の7人のうち、携帯メールがひとり、文庫本を読んでいる人が二人という具合である。

ただし、新聞を読んでいる人は車中には3人しかいなかった。時間は朝の9時半ごろなのでもうラッシュアワーは過ぎていて、新聞はほとんどの人が家で読んできた人たちかもしれない。

活字メディアは衰退の傾向言われるが、本を読んでいる人がいると、そうとも思えない。

数週間前の新聞の記事にあったが、世帯調査をしたところ、活字メディアへの世帯支出について、年収400万円以下では減少しているが年収400万円以上、800万円以上、1200万円以上と所得水準が上がるとともにすべて増加している。
こんなところが車中の読書人口が目立つようになったことに関係しているのであろうか。

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