シェイクスピアの書いた婚活指南本

2009年11月 6日

最近、なんとなく古典を読んでいる。
古典ばかり読んでいるのではなく、自分の読む本の視野に古典が入ってきたのである。
年のせいかもしれないがそのいきさつはどこかで改めて書くことにする。

最近、読んでいるのはシェイクスピア。
それも英語で、オリジナルな戯曲を読むのではなく、チャールスラムがオリジナルな戯曲を物語風に書き直したシェイクスピア物語である。
そのなかで今の世の中にも通じる作品がいろいろあることに気がついたのでその一つを紹介する。
`終りよければすべて良し‘というタイトルの物語である。

物語は、伯爵夫人(未亡人)と息子の伯爵が一緒に暮らしていた。
息子は王様に呼ばれて都に勤務すべく転勤になった。
伯爵夫人には医者の娘の侍女がいた。
侍女は伯爵にほれていて、伯爵夫人はそれをしっていた。
侍女は伯爵を追いかけ都に出て行った。

さて、そこからがこの侍女がどんな風に周りの協力を集めて狙っていた伯爵の夫人の椅子を手に入れるか、、、、、
いろんな作戦を立て、それを実行した結果、まんまと伯爵を手に入れるのである。

この作戦と行動はまさに婚活のお手本ではないか?
やはり、シェイクスピアの時代でも狙った男を射止めるには周到な作戦と思い切った行動が必要であることを教えてくれる。

また、ここで書かれている作戦も行動もまさに今のわれわれの世界に通用する。
興味の御ありの方はぜひ、シェイクスピア物語を読まれるとよい。
岩波文庫で760円である。

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