久しぶりのテイルシチュー

2010年3月23日

昨日、ちかくのスーパーでオックステイルを売っているのを見つけた。
連休の最終日、時間があったのでさっそくテイルシチューをつくる。


料理をするのは嫌いではない。すでに高校生のころには何か作っていた記憶がある。
一度も下宿をしたことが無く結婚するまで自宅に住んでいたので必要に迫られて料理をしていたわけではないから、料理がすきなのだろう。そうは言っても毎日きっちり主婦のように作るわけではないからあくまで男の気まぐれ料理である。
自分の性格として料理をする気になれるときは気分に余裕があるときである。料理も簡単なものから気合を入れて作るものまで、いろいろある。どのレベルの料理に手をつけるか、がこれがまた、そのときの精神状態のゆとりを表している。
テイルシチューはすこし気合のはいっているほうのメニューである。この週末は久しぶりに3日間のんびりと家にいたので気分的なゆとりが出来て何か作ってみようという気になった。
休みだから築地まで出かけるわけにも行かず、近くの八百屋に冬瓜を探しに行ったが季節が合わないのか置いてなかった。
そもそもは干した貝柱を戻して冬瓜と煮て冬瓜のスープを作ろうと考えていた。しかし、今、これを書いていて、冬瓜が見つからなくってよかったと気がついた。冬瓜のスープを作るには干し貝柱を一晩水につけて戻さなければならないからである。冬瓜が手に入っても昨晩の夕食には間に合わなかったはずだ。ふらふら近くのスーパーなどを覗いて材料を探していたら、肉売り場の棚の奥にオックステイルがチラッと見えた。こんな店にあるとはおもわなかったし、これまでは気がつかなかったのだが、、、
しかし、パッケージは二つしかない。ちょっと足りない。念のため、店の人に聞いたら冷蔵庫にはまだある、と言うので全部で6パック買う。ついでにタンもあるか?と聞いたらタンシチュー用に厚めにスライスしたものがあるという。これで、次回はタンシチューが作れる。午後の中ごろからのんびりタマネギを炒めはじめた。テイルに小麦粉を振って周りを焦がして煮はじめる。味付けに使うのはしっかり狐色(と料理の本には書いてある)までいためた2個のタマネギとセロリのみじん切りだけ。
これに加えるのは赤ワインだが、今回はRedcreekのPino Noir、一本セールで980円になっているのを使う。ここで、ちょっとウンチク。どうしてこのワインを選んだかというと、まず、値段。シチューに使うのに一本1000円以上のものを使うつもりはない。それにカベルネソービニオンでは酸味があると思いピノノワールを選んだ。
ゆっくり時間をかけて煮込めばよいのだが、夕食に間に合わせたいので今回は圧力鍋をつかう。圧力鍋は固い肉を煮込むときの時間短縮の最強ツールである。というわけで、昨晩の夕食は出来立てのテイルシチュー。
出来上がり寸前にフランスパンが無いのとワインをすっかりシチューにつぎ込んでしまって飲む分が残っていなかったので、あわてて近くのスーパーまで買いに走った。
休みも三日目になると時間的にも精神的にもゆとりが出来る。昨日は午前中はすっかりほったらかしだった楽器の手入れをし、昼には自転車のタイヤが細すぎてこの年では乗りにくくなったので近くの自転車屋まで出かけてリブの幅に入る出来るだけ幅の広いタイヤと取り替えてもらった。少なくともタイヤの幅は五割くらい広くなった。季節がよくなったのでポダリングを楽しむ準備ができた。それから、夕食のシチューつくりで、昨日は久しぶりに充実した休日だった。

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