謎解きはディナーのあとで

2011年4月27日

めずらしくベストセラーっぽい本を買った。
‘謎解きはディナーのあとで  東川篤哉著、小学館発行、1575円
これはブックオフではなく、ちょっと時間つぶしに覗いた本屋で買った。
買ったのは、装丁のイラストの面白さ、本屋大賞第一位!!と、いかにも売りたさありありのコメント,それにお嬢様刑事と冷静な執事というキャスティングにひかれたからである。これ、全て本の表紙からだけの情報である。
中身は6話からなるコミックミステリー。
非現実的というか、現代の御伽噺風キャスティング、予定調和の筋の運び、ほどほどのミステリーとその長さ、、、で一気に読んでしまった。
読んでいて気がついたのは時代捕り物小説の構成と極めて似ていることである。
娯楽時代小説のファンにもおすすめの、肩のこらない、頭の休息の一冊。

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