東京 笹塚、藤小西酒店

2011年12月21日

寒くなってくると、日本酒が呼ぶ。
暑いなら暑いで、また別な酒に引っ張られる。
酒飲みの悲しさでもありうれしさでもある。
前にも一度書いた覚えがあるのだが東京、京王線の笹塚駅から歩いて5分、住宅地の真ん中にぽつりと一軒の酒屋がある。
見つけたのはほぼ1年前。藤小西酒店という。
知人の家に行く途中、歩いていたら酒屋のウインドーに武士の門というラベルが見えた。いくつもの一升瓶が並んでいるウインドーだったのでこの文字だけが飛び込んできたのに何かの縁を感じた。以前から好きな焼酎の銘柄である。
昨晩もその前を通って思い出し店に入って武士の古酒を一本買ったのだが勘定をしてもらっている間に店の中を歩いていたらダッサイがある。感じが難しいので変換がうまくできない。カタカナで書いておく。ダッサイは山口の酒である。
数年前、新丸ビルの7階にある、むすむすという店で友人の店主から勧められて知ったさけである。時にはこの酒が飲みたいがためにむすむすに行くこともある。
冷蔵棚の中をのぞいてみると何種類ものダッサイがある。
そのなまに、知ってはいたが飲んだことのない、23%のダッサイをみつけた。米の精製度合いによって、ダッサイでは50%、39%、23%の三種類がある。50%、39%は飲んだことがあるのだが23%は飲んだことが無かったので、迷わず買ってしまった。
この店にはまだまだいろんな焼酎、日本酒がある。
店主も見るからに酒好きの風貌で、その人柄でこれだけの酒が集まっているのだろう。話を聞いているとどんどん酒の話が出てくる。
あまりうろうろしているとどれもこれも欲しくなるので、この一升瓶を買ってすぐ店を離れた。
年末年始はこの一升瓶を抱えてチビリチビリ、が待ち遠しい。
きっと繊細な味だろうから肴も繊細なものがよいだろう。
いまから肴をなににすべきか考え始めている。

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