権力闘争

2009年11月 2日

昨晩(11月1日)のNHKスペシャルのテーマは小沢一郎と権力闘争であった。
出だしを何の気なしに見ていたら引きずり込まれて、結局最後まで見てしまった。

ところでお恥ずかしいことだが、この番組を見て、この年になって、はじめて政治は権力闘争そのものであると知った。

これまで、政治家とは政治をする人だと思い、その人たちを見て政治とは一体何なんだろうとおもっていた。

しかし、昨晩のテレビは政治の本質はいざ知らず、実態は権力闘争そのものであることをものの見事に描いて見せてくれていた。
自民党にとっては政権与党であり続けることが何よりもまして優先テーマであり、また、党内においては総理大臣になることがその目的であってそれがあったうえでのまつりごとであるのである。
それを1990年代の前半に一度自民党が政権与党から離れたときからの与党に戻るまでの闘争を権力闘争の実態として描き出している。

また、いったん政権与党になったらその中では自民党総裁選のたびに党内出の権力闘争が繰り返されているわけであり、政治はそのあいまになされているわけである。
そう見ると昨今のように短期間に総理大臣が何人も代わる時代にはそのたびに党内の権力闘争が起こり、それにほとんどのエネルギーを消耗しているのが実態であったならとても政治がなにもできなかったのも十分うなづけるわけである。

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