円高

2009年11月29日

円高への素朴な疑問。円という通貨が商品化され、取引されているのだけど、、、
円高がこの週末の話題をさらっている。ちょうど2週間ほど前、11月11日、わけがあってドルを買いにいった。そのときの交換レートは一ドル92円50銭だった。そのあと、2,3日で90円になり先週末ナ一瞬84円、結局は86円でおちついた。
おおよそ16,7日かんに92円から86円へ6円もあがっている。7%の上昇である。物価にたとえればとんでもない上昇である。
モノの市場にたとえると、ドルというお金で円という商品が買われている。商品の供給が制限されているため市場で価格を設定されるとき売りたい人よりも買いたい人のほうが多いから値段があがる。供給が限られていると考えられる。通貨の場合にはそうかんがえられないのだろうか?もし、これが普通の商品ならメーカーは在庫をどんどん出荷して需要を満たそう
とするだろう。通貨の場合はなぜそうしないのか?
ドルに円が買われて値上がりしているが、買われた分だけ市場の円は減っているのでは?もし、そうならばますます値上がりするのでは?こんな状況のとき、通貨のメーカーである中央銀行が十分な市場マインドがあればタイミングよく円の発行量を増やせばよいのではないのか?普通の市場ではあるものが不足し、それが市場を混乱させるような事態になったときには、その商品のメーカーの社長は記者会見に呼び出され、至急需要に見合うよう増産に勤めることを約束し、不足の事態になったことの説明をさせられる。
円の場合のメーカーは日本銀行である。日本銀行の総裁がいわばメーカーの社長である。その人はまったく顔も姿も表さず、発言もせず、また、どこのマスコミも普通の場合ならメーカーに飛んで行き、張込んで社長に突撃インタビューするのに日銀の総裁に対してはなにもしない。マスコミもいったいどうなっているのだろう?ひょっとしてマスコミは円高の意味がわかっていないのだろうか?

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