技術とビジネス化

2009年11月26日

開発された技術には大きく分けて二つの背景があるのではないだろうか。ひとつはその技術を開発することそのことが目的となって開発された技術である。
もうひとつは、何らかの解決すべきことがあり、その解決のために開発された技術である。どちらの技術がよい、悪いの議論ではない。技術をビジネス化する場合において、問題解決のために開発された技術はその開発の前段階において既に問題というニーズが存在しているのでその問題の存在しているところへの解決策として提供し、それによって対価が得られるなら、これでビジネスになる。
その技術を開発することそのものが目的になって開発された技術には顕在化したニーズが存在しているわけではない。したがって、まずニーズの有無を調べなければならない。いわゆる市場調査が必要である。
もし、ニーズがあったとして、それが潜在的なものであればこれを顕在化させる必要がある。マーケティングである。この段階を経て、ようやくその技術はビジネス化できるかどうかの判断が出来るレベルになる。

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