聴力制限x視力制限人種

2010年7月14日

最近、通勤時間に電車に乗ることがある。
昨日も9時からの大学の講義のため通勤時間帯に電車に乗ったのだが、、、、
通勤通学時間帯の電車ではとくにイヤホンをつけ、携帯電話に見入っている人が多い。
全体の半分くらいはイヤホンを耳に差し込んでいるのではないだろうか。
渋谷駅のホームで私の前を歩いていた人がまさに、耳にイヤホンを、左手には携帯を持ち歩きながらメールに見入っている、、、改札に来た。右手で取り出したカードケースを改札のICリーダーにくっつけた。ゲートが閉じて赤く点灯。それでも携帯から眼をはなさず、カードケースを二度、三度パタパタとリーダーにくっつける。やっと気がついた。
カードケースを見た。はっとしてポケットから別なカードケースを取り出しタッチ。
その間、後ろに何人か、、、いらいら、、、、
改札を通るときくらい携帯から眼をはなしたら?
聴覚は人間の持っている知覚の中で上下左右360度の空間を感知できる能力をもっている。だから、後ろからとか横からとか、あるいは上からとか、眼で見えないところから迫ってくるなにかを知覚することが出来る。
なのに、その聴力をイヤホンでふさぎ、斜め前方に空虚な視線を投げ出しながら歩いている。
一人だけではない。冷静に見てみるとその空虚な表情がなにか恐ろしげに写る。
まるで周りを感じることを拒否しているように見える。視力限定人もおなじ、まわりなど
見たくない、という拒絶姿勢か?
海外でも歩きながらヘッドフォンを耳につけている人はけっこう見かける。
マンハッタンなどで黒人の若い子はヘッドフォンから聞こえる音楽に体をゆすらせながら
リズミカルに歩いている。そんな姿は見ていて楽しいのだが、、東京ではリズムに体を乗せて歩いている人はまず見かけない。聴いているのは英会話のレッスンか?

蒸し暑い通勤通学時間だがこんな人間ウオッチングが楽しい。

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