2011年3月10日
最近、教育事業の立ち上げにかかわっている。
そんな関係から教育基本法などネットでアクセスして読んでみたのだがどうもしっくり来ない。
そんな話をしていたら知人が‘教育界の重鎮が、教育の基本は教育勅語に書いてある、と言っていましたよ‘と言うのを聞いてさっそくアクセスしてみた。
恥ずかしながら生まれたはじめて教育勅語なるものを見た。
これまでは皇国思想の代表、というような風聞を信じて食わず嫌いをしていた。
幸い、口語訳が付いているのでその本文と口語訳を対比しなkがら読んで見た。
確かに、大日本帝国の時代、1890年ごろにつくられた明治時代のものであるから読みようによっては皇国思想のかたまりと見るかもしれない。
しかし、時代に依存したところを省いて読んでみると、きわめて納得がいく。
参考までにその部分を引用してみる。
、、、、父母に孝行し、兄弟仲良くし、夫婦は調和よく協力しあい、友人は互いに信じあい、慎み深く行動し、皆に博愛の手を広げ、学問を学び手に職を付け、知能を啓発し徳と才能を磨き上げ、世のため人のため進んで尽くし、いつも憲法を重んじ法律に従い、もし非常事態になったら、公のため勇敢に仕えこのようにして天下に比類なき国の繁栄につくすべきです。、、、、、
これが私の見た教育勅語の背骨の部分である。
その前後周辺は明治時代という環境に合わせて書かれているので今の時代に沿わないところがあるがそれは今の時代に合わせて書き換えてみると現代でも通用し、小学生から大人まで十分理解できるものになっている。
これに比べて、教育基本法はいかに読みづらく難しいか、その違いは驚くべきものである。
一度ぜひお読みになることをお勧めする。ネットで検索すればすぐに読める。
これだけのある意味で教育思想をなぜ第二次大戦後、その体制にあわせた
形で書き換えなかったのか、形式を否定することでなぜその内容まで否定してしまったのか、今になって読んで見るととてももったいないことをしてしまったように思う。