リトルイタリー

2012年10月 1日

昨今の南シナ海、あるいは尖閣列島に絡んだ中国の動きをみていてNYのマンハッタンにあるリトルイタリーのことを思い出した。
NYのマンハッタンの南、キャナルストリートの北側一帯には1980年代まではリトルイタリーと呼ばれるイタリア人の街があった。
今でも地域の名前としてはリトルイタリーである。イタリアンマフィアの街だ、などと様子の分からない我々は噂をしていた地域である。
このリトルイタリーにはkタリア各地のいろんな美味しい料理の食べられるレストランがたくさん軒をならべていた。とくに、南イタリアの料理が好きで、NYに住んでいたときは何度も足を運んだ場所である。
このリトルイタリーのなかに2、30台は止められる駐車場がり、この駐車場はチャイナタウンにも近かったので、この地域に来るときにはいつもこの駐車場にクルマを預けていた。パーキングボーイはひょっとしたらマフィアのパシリではないか、とおもうほど強面のイケメンの兄ちゃんたちだったが安心して預けられるので愛用していた。
キャナルストリートを挟んで南側はチャイナタウンである。当時ははっきり、キャナルストリートを挟んで南と北で別れていたが、80年代から90年代にはいると少しずつチャイナタウンがキャナルストリートを超えて北側のリトルイタリーあたりに進出拡大しはじめてきた。
それから20年強、今ではリトルイタリーには未だ,何軒かイタリア料理の店はあるものの、もう、すっかりチャイナタウンである。ごひいきの駐車場はとっくに中華食品のマーケットになってしまって、イタリアンはどんどん北の方に追いやられいまやSOHOとの境目のあたりに張り付いたような感じで息をひそめている。
マフィアの街でも浸食してしまう,チャイナタウンのバイタリティである。これが南シナ海をはじめとする周辺地域の将来の姿では無いことを願いながら、チャイナタウンに浸食されたリトルイタリーの片隅のカフェのテラスで高齢のイタリア人の親父達がひそひそと肩を寄せて話をしている姿を思い出した。

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