2013年1月20日
中国の一部で毛沢東をかつぐ運動がちらちら出てきていることが気になっていた。それに加えて先日の「南方周方」の記事の事件である。
共産党一党独裁の体制のなかで言論の自由など政府としては当然受け入れがたいことであることぐらい自明であるのに、なぜこんな騒動がおきるのか?
南方周方は何を拠り所にして書いているのか、疑問に感じていた。そんなとき最近のテレビで親毛沢東主義の活動と反毛沢東主義の活動についての番組があったが、その終わりのほうで久しぶりに「造反有理」という言葉で登場した。
それをみたとたん、そうか、これがバックボーンになりかけている運動が起きているのかと気がついた。文化大革命、毛沢東語録、紅衛兵の時代が思い浮かんだのである。
さてこの「造反有理」はどう展開されるのか、あるいは封印されるのか、これからの中国を見るときのひとつの視点だろう。