レギンス、タイツ、ストッキング

2013年2月 8日

レギンス、タイツ、ストッキング。
女性のレッグウエアをこのところの流行りの時間的な順番に
並べてみた。
レギンスが頻繁に見られるようになったのは4、5年前からだろうか。
スポーツジムではジムウエアのボトムとして以前から見かけていた。
それがジムからの帰りにレギンスの上にスカートを履いて帰る人が見かけられるようになり、そのころはまだジムウエアの一部だと思っていた。
そのうち、街中で、ジムからの帰りとは無関係な人も着用しているのが見られるようになった。まるで、下着がはみ出しているがごとくである。
着ている姿のしたから順番に見ていくと、素足がひざ下まで、その上がレギンス、それに巻き付くようにスカート、その上にトップス。
ちょっと見るとだるまさん落としのようにも見える。
本来足が長すぎて持て余している人がすこし短く見せるには最適な着方なのだが、足のながくない人が着ているのを見ると、足を細分しているためになおさら短く見えて、だるまさん落とし風になる。
それがいつの間にかタイツに変わったのを見て、レギンスの見てくれに気がついたか、と思っていたのだがそれでもまだなまっ白い足首が出ていると足首だけが歩いているような錯覚に陥ることもある。
アンハザウエイがカラータイツの上にチェックのスカートを履いていたのを見たときはかっこいいと思ったがその時も足首はアンクルブーツで見えなかった。
防寒着として優れていることはわかるがなかなか馴染めない景色だった。
ところが昨年の後半あたり、秋頃からか、めっきりストッキング姿を見る機会が
増えてきた。ようやく気がついたか、と思った。
レギンスもタイツも足の姿形にとってはほとんどのケースで引き算の効果がある。
ところが、ストッキングはプラスの効果のあるものである。
昔読んだことのあるミッキースピレーンの探偵小説のなかで、私立探偵を犯人の女性が裸になって篭絡しようとするシーンがある。その時の女性の記述に、「ストキングで誇張する必要のない見事に美しい脚、、、」というのがある。
つまりストッキングは女性の足を誇張してくれるのである。どこからストッキングが流行りだしたのか知らないが最近はなんとなく街の足元が明るくなったような気がしている。

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