良い男(4)

2010年9月16日

良い男について書くのも4回目、自分で書いていてそろそろ
自分が良いと思う男の最大公約数的イメージができつつある。
21世紀にはいってからのことである。
うろ覚えだがたしか2003年だったのではないか、とおもう。
マンハッタンにシルクという有名レストランがあった。
いまもあるかもしれない。シルクは絹ではなくサーカスという意味
である。その廉価版がたしか6th Avenueを西に少しはいった
ミッドタウンにオープンした。シルコという名前である。
名前の意味は小さなサーカス。シルクは高いので有名だったから
行ったことは無かったがシルコは廉価版と聞いて開店して比較的
早い時期に出かけていったときのことである。
席に案内されて、周りを見回すとウッディアレンが来ている。
それも、例の若い東洋人女性と一緒に、である。席にはもう一組
業界らしきカップルも一緒。
ウディアレンはミアファローと結婚していたが東洋人の女の子を
養女にした。しばらくたってその養女が大きくなった頃手をつけて
しまった。一時、スキャンダルになったことがある。
ミアファローは好きな女優のひとりだった。三つほど離れたテーブル
に座っている東洋人の女性はそのほっそりしたところはミアファロー
に似ているが私から見ればミアファローのほうが数段よいおんなに
見えるが、女性だけは好みの問題である。
ウディアレンは映画俳優、監督だけでなく、実はジャズのクラリネット
プレーヤーとしても活動していた。定期的にマンハッタンにあるジャズ
クラブで演奏していた。2度ばかり聴きにいったことがある。
いまでもおもいだすのだが、まったく風采の上がらぬ中年おとこである。
印象的なのはアルバート式というマイナーな構造のクラリネットを
吹いていたことである。
風采が上がらず、美女の奥さんを持ちながらいい年をして養女に
手をつけてしまいパートナーとしている。このアンバランスが良い感じ
である。
ちなみにシルコはイタリア料理である。味のほうはウディアレンと連れの女性に気をとられていたのでよくおぼえていない。客のほうに関心をとられてしまう程度の味だったのかもしれない。

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