チューリップとチューリップフェア

2011年10月25日

企業のコアコンピテンスについて、先のブログではある特定の調味料メーカーのケースとレコードメーカーのケースを取り上げた。また、類似のケースが見つかった。
今回のケースは企業ではなく地方公共団体である。
あるところで毎年チューリップフェアをやっているチューリップの名産地がある。
ここでの悩みはチューリップの時期が4月の下旬の時期に限定されていてそのときだけとても多くの人が全国から押し寄せるのだが、それ以外の時期は閑古鳥が鳴いている。
ここはチューリップの名産地だがチューリップフェアは時期がかぎられているのでその名産であるチューリップをもっと活用できないか、と考えている。
しかし、花は時期が限られているのでそれ以外の季節で活用しようと思ったらチューリップの球根の活用を考えるところに至った。球根を食用にしてご当地グルメを作れないか、、、いろいろ考えるのだがなかなかこれといった名案がでない。
ところで、チューリップとチューリップフェアを見たとき、そのコアコンピテンスはチューリップだろうか?ひょっとしてチューリップフェアというフラワーフェスティバルを実施する仕組みがコアコンピテンスなのではないだろうか?
そのように考えてみると、このフラワーフェスティバルの仕組みを使って春の4月はチューリップフェアを行うが夏にはひまわりフェア、あるいはカンナフェア、秋には何とかフェアと、、、あそこに行けば一年のほとんどの期間素晴らしい花のフェアをやっている、ということになればチューリップそのものの拡大を図るよりもはるかに大きな展開ができるのではないだろうか?
ここでも作る商品、すなわちチューリップに目をつけるよりもそれをフェアにするプロセスを活用したほうがいろんなことが出来ることに気がつく。
実は、フラワーフェスティバルの展開で事業を拡大していこう、と考えたときにはなにもその花をそこで生産していなくてもよいのである。
フラワーフェアをやる、というのが売りなのだからそのフェアで見せる花はどこかから仕入れてきてもよいのである。

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